（1）譲渡までのプロセスについて

１．ワンコと暮す住環境や家族構成、飼育経験などを質問させていただきます。

２．ワンコを受け入れる条件が整っていれば、譲渡に向けて進んでいただけます。

３．シェルターで、ワンコとお見合いをしていただきます。できるだけ時間をかけてふれあって、性格などを十分に見定めて下さい。ただし、先住犬をシェルターに連れてくることはできません。

４．ご自宅に戻られてから、家族会議を開いていただき、受け入れるかどうかを決めて下さい。お見合い当日にワンコを連れて帰ることはできません。ただし、ご自宅が遠方の場合には、事前に十分なやりとりをして、双方が譲渡について合意に達していれば、避妊・去勢済みのワンコに限って、当日のお引取りも可能です。

５．いつからワンコのホームステイを始めたいか、ご希望をメールでお知らせ下さい。

６．お住いがシェルターから近い場合には、ご自宅にお届けします。遠方の場合には、ワンコを迎えにシェルターまでお越し下さい。

７．１週間の観察期間を経て、正式に家族の一員として迎えるかどうかをご確認下さい。どうしても一緒に暮せないと判断した場合には、ワンコをシェルターにお戻し下さい。お預かりした譲渡費用は、全額お返し致します。

(2)室内飼いが条件です。

ワンコは、室内飼いが条件になります。昔は、番犬として、屋外に鎖につないで飼っていましたが、暑さ、寒さにさらされ、蚊が媒介するフィラリアにもかかりやすいので、長生きできなかったと言われます。今は、愛犬は、家族の一員ですので、家族とともに室内で暮すことが、当たり前になっています。

（3）無償での譲渡ではございません。

ペットショップのように、子犬に値札がついているわけではありません。譲渡に向けてご負担いだだく金額は、二段階でご検討いただきます。まず、どのワンコでもその命の価値に違いはないとの考えから、一律の譲渡額をお願いしています。次に、シェルターでの保護活動を続けていくためのご支援金をお願いしていますが、その金額は、エンジェル様（飼い主候補様）からご提示いただきます。ご提示額は、保護活動へのご理解をいただけているかどうかを判断させていただく目的もあり、「お気持ちで」ということではなく、「活動を経済的にも応援しよう」というお考えに沿って、ご提示いただきたいと希望しております。ご支援金のご提示額は、お見合い時にご自身の目で保護活動を検分していただいてから、ご検討下さい。もちろん、これ以下ではお受けできないという下限額はあります。それを下回るご提示額の場合には、譲渡させていただけません。子犬を安価に手に入れたいとお考えの方は、ご遠慮下さい。また、事前に譲渡額について、お知らせすることは致しておりませんので、ご了承下さい。

（４）命のバトンタッチです。

何らかのハンディがあったり、治療の継続が必要な子犬もおります。
私たちの使命は、まず、命を救うこと、そして、できる限り健康な状態に戻すことです。
エンジェル様（飼い主様）には、子犬を心身共に健康にする最終段階を担っていただきたいと願っております。「この子を守ってあげよう」と思っていただけるようでしたら、お手をお挙げ下さい。