70頭以上の多頭飼育崩壊により保健所に収容されていたところ、当会で11頭受け入れることになりました。
どの子もガリガリに痩せ細っており、全身が糞尿まみれでひどい悪臭を放っていました。被毛の毛玉もひどく、全身にびっしり絡みついて皮膚がひきつれた状態でしたが、私たちボランティアの手で丁寧にはさみで刈り取り、その後やむを得ずバリカンで丸刈りにいたしました。現在は少しずつ毛が伸びてきています。

【一緒に受け入れた子たち（11頭）】
ふよちゃん、みこ君、さむ君、さなちゃん、さやちゃん、みくちゃん、しおちゃん、しいちゃん、よにちゃん、よは君、よこちゃん

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とっても女の子らしいマイペースな性格。他の子に比べて控えめでおとなしいです。
「さなちゃん！」と名前を呼ぶと反応して嬉しそうに寄ってきてくれます。最初は隅っこで丸まって震えていましたが、いまではとても人懐っこく積極的に甘えてくれます。新しい環境では少し緊張しやすいようです。少し控えめで気の弱い性格なので、他のワンちゃんが遊びと思っていても、上手に遊べずイジメられてしまうことが多いかもしれません。可能であれば先住犬がおらず、１頭で大切に育ててくださるご家庭からのお申し込みを優先とさせていただきます。先住犬がいる場合には、シニアのワンちゃんやおとなしい性格の子であればお申し込みいただけます。面会時に先住犬とご同伴いただき、相性判断を行います。

夜鳴きや無駄吠えはありません。室内でのトイレはペットシーツの場所を把握し、ほとんどできています。外の世界を知らずに育った子のようでまだお散歩に慣れていませんので、外でのおしっこもできるようご家庭での訓練をお願いいたします。

さなちゃんは、多頭飼育崩壊現場でヒモ状の異物を飲み込んでいたことが発覚いたしました。そのため病院にて入院し、緊急の開腹手術を行いました。受け入れ当時はかなり痩せ細っており、さなちゃんは他の子たちに比べても体重がかなり少ない子でした。元気も食欲もありましたが、食事量を増やしてもなかなか体重は増えない状況でした。当会ではワンちゃんに不妊去勢手術を行い譲渡しておりますが、さなちゃんについても不妊手術で病院へ通院した際、先生から胃のあたりのハリが気になるということで詳細の検査を行っていただくことになり、胃の中から異物が発見され、不妊手術の際に摘出していただくことになりました。病院の先生、看護師さんにはさなちゃんの大切な命を救っていただき、心から感謝しています。

さなちゃんは開腹手術にて異物を完全に取り除くことができ、元気いっぱいに過ごしています。シェルターでしばらく経過観察を行ってきましたが、本当に元気いっぱいで、ごはんも残さずしっかり食べて、体重も順調に増えてきています。いまは他のワンちゃんたちと同じように自由に暮らせるようになり、ボランティア一同、大変嬉しく思っております。

さなちゃんの緊急の開腹手術や検査等には、大変高額な医療費がかかりましたが、さなちゃんを応援してくださったご支援者の皆様と私たちボランティアの持ち出しにより、なんとか協力してまかなっております。まだ他にもパテラなど手術を控えている子たちがおり、費用が大変不足しておりますので、引き続きご支援者の皆様のあたたかなご協力をいただけましたら嬉しく思います。いつも当会の活動を応援してくださり、心から感謝申し上げます。

シェルターでの様子はブログやSNSでご覧いただけます。
★☆ティアハイムさいたまオフィシャルブログ★☆
http://tierheim-saitama.officialblog.jp/

応募後に保護団体にご確認ください。
※お迎え費用（譲渡費用）は保護犬猫の医療費、日々のケア (食事や消耗品)費用を一部負担するものです。OMUSUBI事務局に手数料は入りません。

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