特定非営利活動法人マザールーフ

マザールーフを立ち上げたのは、欧米には捨てられた犬がセラピードッグとして活躍しているということを知り、日本でも捨てられた犬をセラピードッグにできないかと思ったことからです。
人間は、動物が人の役に立つなら認知してくれる。そうすると捨てられる犬が減少し、いなくなるかもしれないと考えたからです。

セラピードッグの啓蒙活動や犬の保護活動を2003年にスタートしました。
その頃は、公園に沢山の捨てられた犬たちがいました。特に春と秋の引っ越しシーズンには、引っ越し先に連れて行けないと、犬が捨てられていました。飼われていた犬は、公園に来る人について歩いたりしてとても可愛そうでした。

そんな現状を知り保護活動をスタートしたのですが、保護した動物を警察に届けても管理センターに連れていかれ数日間で殺処分されるという時代だったので、マザールーフで一時預かりをして飼い主を探すという活動もしました。飼い主を探すのに1～2週間位かかるからです。
もちろん猫も、飼い主が飼えなくなったとか、子猫が生まれているなどで保護することも多くあります。

セラピードッグにしたいと思っていましたが、優しい家族をみつけて家族の一員にしてあげることも大切な役割だと考え、里親さんを探す活動もしています。
今でも人間の都合で多くの動物たちが捨てられています。行政も殺処分0運動を行っている地域が多くなっていますが、まだまだたくさんの犬や猫が殺処分されているのが現実です。

犬や猫についての相談などにも応じる活動も行いながら、捨て犬や捨て猫が減少し殺処分されないための活動を頑張っています。